皆さまこんにちは　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニックです

余談

GWも終わりそろそろじめじめとした暑さがやってきますね。だんだんと暑くなってきてエアコンを使う方も増えてくると思います。

そんな涼しくなるエアコンですが使用することによって目のトラブルが増えてきます。どのようなトラブルがあるかお話していきたいと思います。

1.アレルギー症状

やっと花粉症が落ち着いてきた方が多いのではないでしょうか。目の痒みや鼻水、鼻詰まりなどの症状が落ち着いてきた方が多く見られます。ただアレルギーシーズンが落ち着いてきたのに未だ目の痒みに悩まされている方はカビやダニ、ホコリなどによるアレルギー性結膜炎かもしれません。

これからの季節エアコンの使用によるホコリや湿気などによりカビが繁殖していたり温度や湿度の上昇によりダニによるアレルギーも増えてきています。花粉症のような強い痒みや充血は伴わないけれどもショボショボ、ゴロゴロ感がメインの慢性的なアレルギーが多いです。

2.ドライアイ

そろそろエアコンが使われますがエアコン、パソコン、コンタクトを３コンと言いドライアイの三大原因とされているうちの一つです。目を守る涙は風や湿度などの環境に大きく影響しやすいので湿度が低下し風があたることで涙が蒸発しドライアイに繋がります。

症状としては目の乾き、ゴロゴロ、目が疲れやすい、物が見えにくいなどの症状がありますが放っておくと乾燥でできた傷から細菌が入り重症の角膜感染症を引き起こすこともあります。

アレルギー性結膜炎の対策

アレルギーの場合これから使用するエアコンなどを掃除しカビやダニ、ホコリを除去することが大切です。梅雨時には気温も湿度も高くなるためいつも以上に掃除に気を配ることがアレルギー性結膜炎を防ぐ対策に繋がります。

当院では目薬や飲み薬の他に何が原因でアレルギー症状がでるのかが分かるアレルギー検査(ドロップスクリーン)を導入しております。指先に細い針を刺して一滴の血液で41項目の種類を調べることができます。

採血には時間がかかりませんが結果が出るのに30分時間を頂きますので時間が無い方は採血だけ行い後日結果を聞くこともできます。気になった方はお気軽にご相談ください。

ドライアイの対策

ドライアイもエアコンの使用によってかなり症状がでてきます。暑くなり風に直接当たりたくなる方も多いと思いますが肌の乾燥だけでなく目にもダメージがでてきます。

なるべく風に直接当たらないようにし風向きを調節しましょう。温度だけではなく湿度も重要なのでできれば部屋の湿度は50%前後になるように設定することも大切です。加湿器を置いたり濡れタオルを干したりすると効果的です。

当院では目薬の処方はもちろん涙点プラグや目がどのくらい乾燥しているかが分かるティアミルという検査機を導入しております。

目に染色液をつけることで目に色が染まり暗い部屋でブルーライトを照らしながら涙液を撮影しどのくらい乾燥しているかが分かる検査です。こうした検査でドライアイの種類、程度を詳しく調べて症状に応じた目薬を処方します。

最後に

以上のようにこれから使用するエアコンの使い方などを気をつけることによって少しでも症状はかなり軽減できます。ご自身でケアすることも大切ですが症状がひどくなる前に一度ご来院ください。

当クリニックでは緑内障の早期発見・早期治療やアレルギー治療、お子さまの視力低下の回復などにも努めておりますので、目に関することで何か気になることがございましたら、お気軽にご来院ください。

以上　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニックでした