2021.06.16 視力低下糖尿病・高血圧人間ドッグでの異常
高血圧は危険な病気です～一生ものの目を大切に～
皆さんこんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです
本日、6月14日は『世界献血デー』だそうです。皆さんは献血をされたことはございますか。この記念日は血液という「いのちの贈り物」をくれる献血者の皆さまに感謝するとともに、血液製剤を必要とする患者様の為に献血が欠かせないことを知ってもらう日としているそうです。世界各国で献血に関する工夫を凝らすイベントが行われているようですよ。他人に自分自身の血液を提供するということに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、わずかながらも自らの血液を提供し、社会に貢献されている方はとても素晴らしいと思います。採血時は提供者の健康状態を確認し、血液を採取するそうです。提供者には嬉しい特典がいくつかあるそうなので、気になった方は行ってみるといいですね。
本日は、『世界献血デー』にちなんで、高血圧眼底と高血圧性網膜症についてお話をしていきたいと思います。
まず、高血圧眼底とは初期段階では自覚症状はありませんが、症状が進行すると血管がつまったり、眼底出血を起こして視力低下や飛蚊症といった症状が起こります。だんだん悪化してくると、高血圧性網膜症になります。高血圧性網膜症になると、網膜の出血や綿菓子のような白い斑点が現れ、視神経乳頭などが浮腫んだりする病気です。同じ変化が、脳や腎臓にも現れると、目だけでなくほかの臓器も将来、不良になってしまう可能性があり、まさに生命の危機です。そのため、高血圧症の患者様には眼底検査が必要になります。
軽い高血圧であっても長い間治療をしないでいると、網膜の血管が傷ついてしまいます。血管が傷ついてしまうと血管の壁が厚くなることにより、血管の内側が狭くなって、網膜の血液のめぐりが悪くなります。血液が不足した部分だけ小さな島状に損傷が生じることがあります。進行すると血管がつまり、網膜の中の血液がにじみ出る可能性があり、視力はだんだん低下していきます。上記の通り、高血圧のある方は臓器にさまざまな悪影響を及ぼします。目には関係のない話だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、最悪の場合には失明してしまうかもしれないとても危険な病気です。当クリニックでも最悪の事態になる前に、精密検査や薬の処方をして、少しでも早期発見･早期治療に努めております。
ほかにも緑内障の早期発見･早期治療やお子さまの視力低下の回復にも努めておりますので、少しでも不安に感じた方はお気軽にご来院ください。
以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした
視力低下に
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