皆さんこんにちは　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニックです

余談

本日、10月3日は『アンパンマンの日』だそうです。「それいけ！アンパンマン！」のテレビ放送開始日が10月3日だったことにちなんで制定されたそうです。アンパンマンと言えば誰もが知っている国民的キャラクターかと思います。私も小さい頃はテレビを見たり、本を読んだりしていました。長島にあるアンパンマンミュージアムでは、イベントも開催されるそうなので、お好きな方は一度行ってみると楽しいかもしれませんね。

小さいお子さまの目の腫れ・できものについて

本日は小さいお子さんに人気なアンパンマンの余談にちなんで小児のお子さまにみられる症状についてお話しさせていただきたいと思います。

最近、生後数ヶ月〜2歳くらいの小さいお子さまで、ものもらい（めんぼう）や目の腫れの症状があり、受診される方が多くいらっしゃるように感じます。原因は細菌によるものやアレルギーなどさまざまですが生後間もないお子さまだと特に心配になりますよね。もちろん、そのような症状がみられた場合には近くの眼科を受診しましょう。

（ものもらいについて詳しくはこちら）

（アレルギー検査について詳しくはこちら）

目薬を処方されたのに余計に腫れた…！？

症状によって抗菌剤やステロイド剤、アレルギー剤の目薬を処方する形になるかと思います。もちろんお薬の作用で徐々に落ち着いくのがいちばん良いのですが、稀に膿が溜まって受診前よりも余計に腫れてしまうというパターンもあります。『目薬を差しているのに腫れるってどういうことだ！？』と心配になる親御さんも多くいらっしゃるかと思います。

しかし、この症状も回復傾向に向かっている一つのパターンなのです。実は“膿”というのは破壊された組織や細菌の死骸などが溜まってできたものなのです。つまり老廃物がうまく体外に排出されることなく、体内で滞ってしまい、膿として溜まり、腫れてしまうということなのです。一種の自然な防衛反応とも言えます。なので、そうなってしまった場合は眼科で膿を排出する手術を行う必要があります。

膿を排出する手術は行うの？

手術と言ってもそれほど大掛かりなものではありません。手術というよりも「処置」に近い治療かと思います。膿の部分に針を差して絞ります。そうするとニキビと同じように中に溜まった老廃物が排出されます。体内に残らないように出せる分は全て排出します。手術後は傷口からまた炎症が起こらないように軟膏などを患部に塗って処置を行います。出血が伴う際には清潔なガーゼなどで拭き取ります。「患部を守るため・見た目の問題で眼帯などをした方が良いのでは？」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、眼帯をしてしまうと逆に治りが遅くなることもありますので、なるべくしない方向でお話しさせていただいております。諸事情によりご希望の場合はさせていただくこともございます。

最後に

小さいお子さまは少しの環境の変化にも敏感で、症状に出やすいので心配される親御さんも多いかと思いますが、このブログを通して、完治するまでの経過として症状が大きくなることもあるということを知っていただけたらと思います。しかし、これから完治に向かっていくと思い、そのままにしておくと逆に悪化してしまうこともございますので、必ず症状に適した病院へ受診するようにしましょう。

小児のお子さまにみられる症状をまとめたブログもございます。よろしかったらそちらも合わせてご覧ください。

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赤ちゃんによくみられる目の症状とは？？

赤ちゃんによく見られる目の症状②

以上　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニックでした