目の定期検診
目の定期検診
定期的な目の検診をおすすめしています
目の病気には緑内障、高血圧による目の血管が詰まってしまう静脈・動脈閉塞症、糖尿病による網膜症など発見が遅れると失明につながる病気が多くあります。
そういったリスクを避けるためにも、当院では定期的な目の検査をお勧めしています。
当院では精度の高い検査機器を取り揃えておりますので、正確な診断で患者様の目の健康をサポートします。
目の定期検診について
目の病気には、初期段階では視力が良く、見にくいなどの症状もないためご自分では病気に気が付かない場合が多くあります。見え方に問題がないように感じていても、じわじわと病気が進行し、視力が低下したり視野が狭くなると、運転免許の更新ができなくなったり、交通事故や転倒などのリスクが高まり普段の生活が脅かされる危険性も多く潜んでいます。
視力は仕事や日常生活に欠かせないとても大切なものですが、視力検査だけでは見つからない目の病気も多くあります。発見が遅れると失明につながる危険な病気もあります。
当院では来院頂いた患者さんの「見える」を守るため、目の病気の早期発見・早期治療につなげられるよう定期的な目の診察と検査をお勧めしています。
当院では様々な検査機器も取り揃えて、充実した検査体制で目の診療に日々取り組んでいます。
定期検診の診察について
定期検診の診察では主に2種類の診察を行います。
細隙灯顕微鏡検査
診察室の顕微鏡を使って目の前の部分の状態をしっかりと観察します。目の状態に応じて専門的な検査をいたします。
眼底検査
眼科の検査のなかでも特に重要な検査で、眼底と呼ばれる目の奥の状態を調べます。
目薬を指して瞳を広げた後に目の奥を診察します。目薬の効果が出るまで15分程度かかります。眼底の状態(血管、網膜、視神経など)を見て正常かどうか、病気がある場合はどの程度進行しているのかを確認します。目の病気の早期発見につながることがあり、定期的な眼底検査で以前の状態と比べることで、目の病気の経過や新たな病気の発見が可能となります。
検査機器
屈折検査(オートレフケラト測定器)
近視、遠視、乱視の程度を測定して目の屈折値を調べます。
眼圧検査(オートトノメーター(眼圧計))
目に空気を当てて、目の硬さを示す眼圧を測定します。空気が当たるときに多少の違和感がある場合がありますが、目に傷がついたり、痛みが出ることはありません。目の状態、特に緑内障などを診察するのに不可欠な検査です。
視力検査(視力表)
5m離れた位置より視力を測定します。他所では最近省スペースの小型測定機が増えておりますが、子どもやご老人の視力は変化しやすく、丁寧に視力測定するため、当院では5m離れた視力測定を主にしております。視力検査は目の状態の正確な診察判断に不可欠な検査です。
※30㎝視力表も導入しており、手元がどのくらい見えるかも丁寧に検査しています。
OCT検査(光干渉断層計)
目の奥の網膜をレーザー光線で測定し、網膜の断面を立体的に調べます。網膜の浮腫みや出血の範囲や深さ、視神経の状態を把握することができます。以前のデータと比べて病気の経過がわかりやすくなります。人間ドッグなどの検診でよく指摘される視神経乳頭陥凹拡大や、黄斑異常などの詳しい検査をすることができます。眼底検査を組み合わせるとより病気の状態を詳しく知ることができます。
視野検査(自動視野計)
目の見える範囲を視野といい、片目ずつ調べます。緑内障を代表とする視野に障害が起きる病気の発見に必要な検査です。また、視野検査の異常で脳の腫瘍や脳梗塞など、脳の病気が見つかる場合もあります。
角膜内皮測定検査(スペキュラマイクロスコープ)
角膜内皮細胞の数や大きさを見て、目の表面にある角膜の丈夫さを調べる検査機器です。白内障などの手術後やコンタクトレンズをお使いの方の角膜にダメージがでていないかなどの状態を確認するのに使われます。コンタクトレンズを長期間続けると角膜の丈夫さが低下し、将来、白内障などの手術が困難になったり、水泡性角膜症という病気になり視力が落ちることがあります。手術をしない診療所ではこの機器を置いていないところも多いのですが、当院ではコンタクトレンズを使用されている方や、白内障の手術を受けられた方にこの検査をしてダメージの具合を調べることができます。
アレルギー検査(ドロップスクリーン A-1)
当院では、30分で結果がわかる検査として、指先のわずかな血液で41種のアレルギーが分かるアレルギー検査を行っております。
保育園、幼稚園、学校などの給食や行事時に提出するため、急ぎのアレルギー診断が必要な方にもおすすめですし、指先採血のみで痛みが少ないので、お子様でも安心して検査を受けていただけます。
また、保険適応なので子ども医療証などをお持ちの方は自己負担なしで検査することができます。
ドライアイ検査(ティアミル)
目の表面にある涙の動きを動画で撮影することでドライアイの状態を調べる検査です。動画を実際に見て頂くと、ご自身の目の状態も分かりやすいです。ドライアイのタイプを判定して、治療に最適な目薬を処方することができます。また、以前の状態と比べることで、症状の改善や治療の効果を確認することができます。
治療機器
視力訓練機(MD-SS型視力訓練機)
愛知県内でも取り扱いの非常に少ない機器で子どもの視力を回復させたり、近視の進行を防ぐために使います。
機械で絵を移動させて遠くと近くを交互に見るトレーニングを行います。水晶体の厚さを調節している毛様体筋が縮んだり緩んだりを繰り返して、筋肉がリラックスすることで目の調節機能を高める効果があります。
超音波マッサージ器(ドクタービジョン)
眼球の硬くなった筋肉に超音波を当てることで筋肉のコリを和らげる機器です。子どもの視力低下や大人の疲れ目・眼精疲労に使います。目の奥の血液の流れが良くなり、目の疲労や目の病気にも効果があるといわれております。
【レンタル価格】
2週間:税込6,600円/4週間:税込12,100円
【購入価格】
税込198,000円
(※当院でお試しもできます)
レーザー光凝固装置
網膜裂孔や、糖尿病網膜症という糖尿病の目の合併症などの治療に使います。特に網膜裂孔は、手術が必要な網膜剥離に発展する危険があります。当院では、治療が必要な方へ早めの対処を行っています。
※手術が必要な方や、糖尿病網膜症の状態が重度の方は当院と連携して頂いている専門病院へご紹介させて頂く場合があります。
目の定期検診の
よくあるご質問
目の定期検診の費用はいくらですか?
眼科の定期検診ではどんな検査をしますか?
目の定期検診の頻度はどのくらいですか?
40歳を過ぎたら、見え方に困っていなくても年に一度は眼科を受診して頂くことをお勧めします。人間ドッグで目の再検査を勧められたことのある方、糖尿病・高血圧の疑いのある方、すでに糖尿病・高血圧と診断を受けて内科で治療を受けられている方はご自身では気づかないうちに目に病気を発症している場合もありますので、三ヵ月から半年に一度は眼科で検診を行い病気の早期発見・治療につなげることが大切です。