2022.05.02 その他
海での眼に関するトラブルの対処法を事前に知っておきましょう!〜眼球打撲・異物混入など〜
ご挨拶
皆さんこんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです
余談
2022年も5月に入りましたね。早いものです。中には4/29〜10連休の方もいらっしゃることでしょう。大型連休は1年を通して数回しかないので、コロナウイルスの状況にもよりますが、このお休みで旅行やお出かけができると良いですね。
潮干狩りシーズン到来!
この時期のおすすめお出かけスポットといえば“海”ですよね!気温も夏同等くらいの暖かい陽気になり、海から吹くかぜも涼しく感じられる季節になるのではないかと思います。そして1番のおすすめポイントは「潮干狩り」です!私も毎年ニュースで海水浴場の中継を目にすると「この時期がやってきたな」と感じます。貝類がお好きな方にはたまらないイベントですよね。また、ご家族やお友だちと楽しいひと時を過ごすイベントとしてもピッタリかと思います。近年は貝の成長も不良で、潮干狩りをすることができない海も増えてきています。将来、どうなるのかはわかりませんが潮干狩りのできる場所が限られてきているということを考えると、今後潮干狩りは貴重なものになってくるかもしれないので、今のうちに体験しておくこともひとつの手かと思います。個人的には潮干狩りはまた、自分たちで採った食材を食べたときは、いつもいただいているご飯よりもより一層美味しく感じるものです。炊き込みご飯や味噌汁、そのまま炭火焼きなどにしても美味しいですよね。考えるだけでお腹が空いてきます。
そんな楽しい海の遊びにもトラブルはつきものです。何か目のトラブルがあった場合にどのように対処すれば良いのか、知っているのと知らないのとでは行動力が変わってくると思います。もし何かあった際の対処法を書かせて頂きますので、お役に立てていただければ光栄です。
①海水が目に入ってしみる!
まずは目を真水でしっかり洗い流しましょう。目を擦りたくなってしまうこともあるかと思いますが、目を擦ってしまうとかえって充血や目の表面を傷つけてしまう原因になりますので、気持ちはわかりますが我慢するようにしましょう。
②砂が目に入ってゴロゴロする!
①と同様にまずは真水でしっかり洗い流しましょう。こちらも目を擦りたくなるかもしれませんが、我慢するようにしましょう。またうまく異物が洗い流せず、違和感が残っている場合は迷わず眼科に受診してください。
③他の方とぶつかってしまった・モノが目に当たった!
まずは冷水などで患部を冷やしましょう。落ち着いてきたら痛みはあるか、出血はしていないか、普段の見え方と変わりないかなどを確認しましょう。現場では症状がない場合でも、数時間後または数日後に症状が出てくることもありますので、その場しのぎにしないようにしましょう。眼球打撲を甘くみてはいけません。最悪の場合、眼底出血や網膜剥離などを起こす原因にもなりかねませんので、ご自身はもちろん周りの方もしばらくは様子も見ることで何かあった際の早期発見・早期治療につながりますので、ご協力いただきたいと思います。
④海水や砂が目に入った訳ではないが目が痛い!
原因としては“日焼け”が考えられます。楽しさのあまり日のあたる場所に長時間滞在し、知らぬ間に日焼けしていたということはよくあることです。目の痛みの他に目の表面がヒリヒリする、充血していると言った症状が見られることもございます。ダメージが強いと白内障につながることもございますので、紫外線対策はしっかりするようにしましょう。まずは少しでも症状を緩和させるためにまぶたの上からでも良いと思いますので、冷水に浸したタオルや保冷剤をなどで冷やしましょう。それでも気になる症状がみられた場合は眼科へ受診しましょう。
最後に
上記に書かせていただいた対処法はあくまでも代表例です。楽しいことには何かしらのリスクが伴うものです。もちろん楽しい時間にすることがいちばんですが、何かトラブルがあった際にはこのブログを思い出していただければと思います。明日からはほとんどの方が3連休ですね。感染症に気をつけつつ、それぞれ楽しい時間を過ごしていただければと思います。
当クリニックでは緑内障の早期発見・早期治療やアレルギー治療、お子さまの視力低下の回復などにも努めておりますので、目に関することで何か気になることがございましたら、お気軽にご来院ください。
以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした
この記事を監修した医師
中村眼科クリニック院長 眼科専門医
中村 富雄
東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。
目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。