みなさん　こんにちは　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニック　です

余談

夏休みも後2、3週間後で終わってしまいますが、各地ではお祭りがたくさんやっていますね。去年では見られなかった花火が今年では開催されるところが多くなり、楽しみですね。

ダニアレルギー

みなさまは、アレルギー検査をして「ダニ」の項目で引っかかったことはございますか？引っかかってもあまりパッとしませんよね。さて今回は、ダニアレルギーについて詳しくお話ししていきたいと思います。

ダニアレルギーの原因

ダニアレルギーとは、ダニの死骸や糞を吸い込むことによって気管に入りダニアレルギーを起こします。なぜ気管に入るかというと、そのダニの死骸や糞などは、放置すると乾燥し粉々になっていきます。そのとても小さく粉々になったもの（0.01ｍｍ以下）が空気中に飛んで呼吸と共に体内に入りアレルギーが起こってしまいます。

ダニの種類・発生時期

☆ダニの種類

家に潜むダニの種類は2つあり、「チリダニ」「ツメダニ」です。ダニアレルギーの原因になる多くは「チリダニ」です。チリダニの中でも特に多いのは「ヤケヒョウダニ」と「コナヒョウダニ」でこれらは人を噛むことも、血を吸うこともありません。

☆ダニの発生時期

ダニの発生時期は家のいろいろな場所で一年中発生しています。特にダニが繁殖する１番多い時期は、梅雨に入る６月～９月のだいたい秋までの間ですが、６月～９月以外でもダニが発生しないわけではありません。特に最近のお家は加湿器が置いてあり湿度が６０％前後に保たれていて、人にとって心地よい温度や湿度は、ダニにとってもとても住みやすい環境です。

ダニが発生する原因・発生場所

☆ダニが発生する原因

ダニが発生する原因は、「温度」「湿度」「エサ」の３つです。

・温度…２０°～３０°

・湿度…６０％～８０％

…という高温多湿の環境が大好物です。

生き物は「エサ」がないと生きていくことはできません。それはダニも一緒なので家の中で発生するダニはエサに困ることはありません。

・エサ…人間のフケ、髪の毛、垢、食べカス

人が生活している以上髪の毛やフケは自然に落ちますし、掃除を少しでも手抜いているとほこりはあっという間にたまってしまいます…。

☆発生場所

布団、カーペット、ソファ、押し入れ、ぬいぐるみ、畳などあらゆるところにダニが潜んでいます。

症状

ダニアレルギーの症状としては、鼻水、くしゃみ、目の充血、鼻、口、眼のかゆみなどの症状があらわれます。皮膚にアレルギー反応が生じる場合は皮膚科に受診してください。

当院でのアレルギー検査

アレルギー検査には2種類あります。

①一定量の血液を腕から採取するもの。結果がでるのに数日かかり、結果の説明に再度来院して頂く必要があります。

②指先に小さな針を刺し、一滴にも満たない少量の血液を採取するもの。スギ・ブタクサ・カモガヤ・ヨモギ・ダニ・ゴキブリ・ネコ・イヌの8種類の原因に反応するかを調べます。少しちくっとしますが、小さなお子様でも受けやすく、２０分ぐらいで結果が出ますので当日中に説明できるので、後日結果を聞きに来院して頂く必要はありません。

当院では、②の検査をしております。

まとめ

私は少し前まで、ダニアレルギーになる原因として布団やカーペットに潜んでいるダニのせいでアレルギー症状を起こしているのかと思っていましたが、ダニの死骸や糞を吸い込むことによって症状が出るんですね。ダニアレルギーに限らずですが、症状が出始めてしまうとずっと辛い症状が続いてしまうので、はやめに病院を受診しましょう。

最後に

他にも緑内障の早期発見・早期治療やお子さまの視力低下にも努めておりますので、何か気になることがございましたら、お気軽にご来院ください。

以上　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニックでした