2026.02.23 網膜裂孔網膜剥離糖尿病・高血圧人間ドッグでの異常
虫やゴミのようなものが見えるけど・・・これって飛蚊症?失明につながる病気かも😢
みなさま こんにちは 千種区本山にある中村眼科クリニックです。
虫やゴミのようなものが見えているけどなかなか病院に行けていない方や飛蚊症って聞いたことあるけど、どんな病気なのかは詳しく分からない方も多いのではないでしょうか?
虫やゴミのようなものが見えるけどこれって何?
虫やゴミ、糸くずのような黒い影が飛んで見える症状を飛蚊症といいます。
飛蚊症には他にもこのような症状があります
✅視界の中の黒い点や範囲が急に増えた
✅視野の一部が欠ける
✅急に視力が下がり、見えにくくなった
当てはまるものがある場合は、早期に治療が必要な病気の可能性があります。
この症状を放っておくと、網膜剥離や硝子体出血など重篤な目の病気を見逃してしまい、失明するかもしれません。
原因は年齢によるものだけではないです!
多くは加齢によるものが原因として考えられますが、年齢以外にも原因が潜んでいます。
そもそも飛蚊症は、目の中の大部分を占める硝子体(しょうしたい)に濁りができることで起こる症状です。

硝子体は、透明のゼリー状のものが詰まっています。
これが何らかの原因で濁ってしまうと、濁りの陰が網膜(網膜はカメラに例えるとフィルムの役割があります)に映り、目の前をちらつくようになります。
この濁りは目の中にあるため、目を動かすと一緒に動いて見えます。これが虫やゴミのように見えてしまうことがあります。
蚊症の原因は、「生理的飛蚊症」と「病的飛蚊症」の2つに分類されます。
生理的飛蚊症とは
飛蚊症のほとんどは加齢によるものと言われています。生理的飛蚊症は加齢などによる目の内部(硝子体)の生理的な変化が原因で起きることをいいます。生理的飛蚊症の場合は、経過観察で治療していくことが多いです。でも、これも自己判断は禁物です。飛蚊症の症状があればサインを見逃さず、できるだけ早く、眼科を受診しましょう。
ゴミや糸くずのようなものの量が急に増加したり、光が見える(光視症)場合も、すぐに眼科を受診する必要があります。
病的飛蚊症とは
目の病気の1症状として、飛蚊症が起こることを病的飛蚊症といいます。いくつか飛蚊症が起きる病気を紹介いたします。
1️⃣網膜裂孔、網膜剥離
網膜剥離とは、目の奥の網膜に穴や裂け目(網膜裂孔)ができて、そこを中心に網膜が剥がれる病気です。
目の中で蚊や糸くずが動いたり、周辺で稲妻が光ったりすることがあると、裂孔が発生していることが考えられます。
網膜剥離は病気が進行すると視野欠損や視力低下が起きる重篤な目の病気です。網膜には痛覚がなく、症状が現れないことが多いため、飛蚊症によって発見することもあります。
2️⃣硝子体出血
糖尿病や高血圧、外傷などによって硝子体の中に出血が起きることがあります。出血が軽度な場合は、飛蚊症として認識され、自然吸収されることもあります。見えている影が日増しに濃くなってきたり、目の前に幕が垂れたように見えたりする症状が現れた場合は、硝子体出血の可能性があります。
大量出血や原因疾患(糖尿病網膜症、網膜剥離など)によっては、硝子体手術が必要となり、放置すると失明に至るケースもあるため、早めの眼科受診が大切です。
3️⃣ぶどう膜炎
ぶどう膜に起こる炎症を「ぶどう膜炎」といいます。この病気の症状にも飛蚊症が現れることがあります。他にもかすみがかかって見えたり、眩しさを感じたり、視力低下や痛み、充血が起こったりする症状が見られます。
飛蚊症の対策や治療方法
まずは、眼科を受診することが大切です。
飛蚊症が病気のサインなのかどうかは、自己判断できないので、飛蚊症を自覚したら必ず眼科を受診してください。治療を必要とする病気がなかった場合にも、医師と相談の上、定期的な目のチェックをすることが目の病気から守ることができます。前回と同じ症状であったとしても、新たな病気が発症することもあります。当院でのご相談お待ちしております。
☎️052-783-5200
飛蚊症の検査(眼底検査)
主に目薬で瞳孔を広げて目の奥の網膜や硝子体を調べる「散瞳眼底検査」が行われます。網膜裂孔や網膜剥離などの重大な病気が隠れていないか確認する重要な検査です。
☆散瞳(瞳孔を広げた後)後は、4〜6時間ほど眩しさが続くため、車の運転は控えていただくようにお願いしています。また、眩しさを感じやすいためサングラス等の使用もおすすめしています。
レーザー治療
当院ではレーザー治療も実施しています。
レーザー治療を詳しくみる🔍
点眼の麻酔薬を使用し、レーザーで裂孔周辺を剥離しないように抑える治療です。裂孔だけの初期の段階で効果期待できる治療になるため、早めの受診・定期的な検査によって症状を見つけることが大切になります!
まとめ
虫やゴミのようなものが飛んでいると感じたら、まずは眼科へ受診しましょう。放置していると失明や重大な病気につながってしまう可能性があります。
治療を必要としなかった場合にも、定期的な検査をすることで目の健康を守ることができます。当院では、患者さまの「見える」を守ることができるように、治療や検査を行っています。ぜひご来院お待ちしております。
この記事を監修した医師
中村眼科クリニック院長 眼科専門医
中村 富雄
東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。
目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
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