2025.08.04 眼瞼痙攣ドライアイ・眼精疲労
まぶたがピクピク痙攣する原因とは?


皆さんこんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです
まぶたがピクピク痙攣する原因とは?
誰にでも、ストレスや睡眠不足などを原因としてまぶたがぴくぴく痙攣することがあります。
これを「眼瞼ミオキミア」と呼びます。数日ほどで自然に治まるものですので、心配はいりません。
まぶたの神経に病気がある場合は、まぶたの痙攣が起こることがあり正常に瞬きをすることが難しくなります。これを「眼瞼痙攣」と呼びます。
眼瞼ミオキミアって何?
眼瞼ミオキミアとは、上まぶた、または下まぶたの一部がピクピクする状態のことを言います。左右どちらかの眼の下まぶたに起こることが多いと言われており、自覚症状は軽いことが多く、眼を開けたり閉じたりすることもできます。一時的なものが多いですが、長く続く場合もあります。
早く治す・再発させないためには、しっかりと休養し、ストレスの解消に努めることが大切です。結膜炎、ドライアイ、逆さまつ毛などが発症に影響することもあり、そういった場合はその原因に応じた治療が必要です。
眼瞼痙攣って何?
眼瞼痙攣は両方のまぶたの筋肉が攣縮を起こし、まぶたが開けにくい状態を言います。目のまわりの筋肉が過剰に動く、まぶたの神経の病気です。
目が開けにくくならなくとも、まぶしさ、痛みなどを訴える症例も少なくありません。ドライアイを症状として訴えることもあります。
ただの疲れ目として放置してしまい、目を開いていることが難しくなるほど悪化する場合も見られます。放置していても治りませんので、必ず眼科を受診してください。
その他の症状
片側顔面けいれん
顔面の片側の筋肉が、意思に関係なく痙攣する病気です。顔面神経の付け根への血管による圧迫、ストレスなどが原因となります。
通常、片側の目のまわりから痙攣が始まり、その後頬や口元へと拡大していきます。
眼精疲労
目のかすみや充血、乾燥といった症状に加え、頭痛や肩こり、めまいなどの身体の症状が慢性化し、休んだりしても症状が改善しない状態です。休めば回復する「疲れ目」とは異なります。
そして眼精疲労の症状として、まぶたの痙攣を伴うことがあります。
まとめ
このような症状が現れた場合には、目を温めることで改善させる場合があります。目をじんわりあたためるグッズなどが市販されていますので、利用してみるのもいいかもしれません。それでも改善されない場合は速やかに眼科に受診してください。
以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした
この記事を監修した医師
中村眼科クリニック院長 眼科専門医
中村 富雄
東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。
目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。