皆さまこんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです

子どもの視力回復👀⤴️自分の子どもにはどれが合ってるの？？？

（前置き:以下の文からは”視力回復”という言葉が『必ず回復する』という誤解を招かないために”近視の進行抑制”と書かせていただきます）

先月から今月にかけて来年小学生になるお子さんに向けて”就学児健診”が行われています👀🏫

当院も近隣の小学校の眼科学校医を務めていることもあり、就学児健診で引っかかってしまった患者さんが増えたように感じます。

成長とともに進行する視力低下をこれ以上進めないために各眼科が取り組んでいるのが近視の進行抑制です。病院やクリニックによって取り組みはさまざまです。

今回はお子さまの近視の進行抑制についてお話できればと思います。

まず、視力回復法ってどんなものがあるの？🤔

🌟低濃度アトロピン点眼薬

🌟ワック

🌟オルソケラトロジー

この3つが主な回復法かと思います。

当院では『視力回復トレーニング』を主として『低濃度アトロピン点眼薬』も行っています。

子どもに合う近視の進行抑制法ってどれなの？💡

結論から言うと『あなたにはこの治療法が合ってますよ』ということは申し上げられません。

個人の性格や周りの環境によっても異なります。

当院でも『こういった治療があります』というご提案をすることはできますが、効果が表れるかどうかは個人の努力とご家族の協力が必要不可欠かと思います。

また効果はすぐに出てくるものではありません。近視の治療というのは長期的に診る必要があります。

親御さんの中には”数日前の視力よりも低下していた”ということに対して重く考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

ここでひとつお伝えしたいことは視力は日によって変動すること、その日のコンディションや天気によって異なる場合もあること、です。

まずは焦らずお子さんに寄り添いながら長期的に変化をみていただきたいと思います。

それでも視力低下が進んでしまったという場合は別の治療法を試していただくのもひとつの手段かと思います。

成長期に近視の進行抑制に取り組む意味って？🤷‍♀️

我々がなぜここまで近視の進行抑制を勧めるのか、その意味を皆さんにお伝えできればと思います。

成長期に近視が始まると、背が伸びるのと同じように目の中の”眼軸”というのも伸びてしまいます。この眼軸が伸びるほど近視が強くなります。

治療しなかったらどうなる？

視力が低下したまま何の治療もせず放っておくと将来、強度近視になる可能性も高くなります。

強度近視になると緑内障や網膜剥離など完治しない病気や手術が必要な大きな病気になる可能性も同時に高まります。

お子さま方がそういった病気に将来悩まないために、不自由なく過ごせるように、という思いで”視力回復”というお話をさせていただいております。

また、視力が1.0以上見えている場合でも現状維持でこれ以上近視をすすめないために近視の進行抑制に取り組むことも◎です。

まとめ

長々とお子さまの近視の進行抑制に関してお話してしまいましたが、少しでも内容が伝わっていれば幸いです。

当院ではお子さまの視力低下の治療や緑内障の早期発見・早期治療、アレルギー治療などに努めております。

そのほかにも目に関することで気になることがございましたらお気軽にご来院ください。

以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした