皆さんこんにちは　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニックです。

余談

今週の金曜日は『夏至』ですね☀️夏至とは1年の中で最も昼の時間が長い日を言います。今年もそんなところまで来てしまったのか…と感じます。2024年もあと約半年ですね。月日の流れは早いものです。これからまた蒸し暑くなってきますので、熱中症には気をつけて過ごすようにしましょう。

そのアレルギー症状はコスメやコンタクトが原因かも？！

お化粧をする皆さん、こんなお悩みはございませんか？

①まつ毛の生え際がかゆくなる

②眼球に目ヤニが張り付いて視界がぼやける

③目がゴロゴロする

④目の周り(まぶた)がかゆくなる

⑤目が乾燥する　　　　　　　　　　　　など…

これらの症状があった場合、もちろん一概には言えませんがアレルゲンが化粧品やコンタクトの可能性もございます。

下記は化粧品やコンタクトの場合を踏まえてお話しさせていただきます。気になった方はご覧ください。

①まつ毛の生え際・④目の周り(まぶた)がかゆくなる

こちらの原因は主にマスカラやアイライナー・アイシャドウ、さらにはビューラーも考えられます。

マスカラやアイライナー・アイシャドウはまぶたの際やまつ毛の生え際まで使用することによりかぶれを起こし、かゆくなることがございます。

ビューラーに関しましては、金属アレルギーの可能性がございます。

②眼球に目ヤニが張り付いて視界がぼやける・③目がゴロゴロする

こちらの原因は目元に使用する化粧品全般的に該当するかと思います。

アイシャドウやグリッターなどの中にはキラキラの“ラメ“が入っていることもございます。ラメが入っているものに限らず、その他のアイシャドウやマスカラも十分な原因に成り得ます。

瞬きなどの動作で目の中に入り、それらの成分を異物と捉えた身体が上記のような症状をもたらすのです。

③目がゴロゴロする・⑤目が乾燥する

このような症状に関しましては化粧品とコンタクトレンズ、どちらも原因である可能性がございます。まつ毛の生え際部分には『マイボーム腺』という油を分泌し涙と共に目の潤いを保ってくれている器官があり、私たちの目を守る大切な役割を果たしてくれています。

化粧品をまぶたやまつ毛の際まで使用することによりマイボーム腺を人工的に塞いでしまい、目の潤いが弱まってしまいます。

コンタクトレンズはレンズ自体が目を乾燥させやすい物質なので、その上、お化粧をしているとなるとさらに負荷をかけてしまうことになります。そのためゴロゴロ感や乾燥を促してしまうのです。

また、コンタクトレンズの中でもカラーコンタクトレンズは酸素透過性が低い製品が多く、クリアレンズよりも乾燥しやすかったり目のトラブルの原因になりやすいと言われています。

大切な目を守るためにも帰宅後はしっかりお化粧を落としたり、自分にあった化粧品・コンタクトレンズを選んだりするなど、対策をしていきましょう。

まとめと対策

いかがでしたでしょうか。考え方はさまざまかと思いますが、お化粧は自分に自信を与えてくれたり、社会のマナーとして必要であったりと日々の生活において欠かせない方もいらっしゃるかと思います。上記にていろいろなことお話しさせていただきましたが、決して全てを否定している訳ではございません。

皆さんの生活が少しでも快適に楽しく明るく過ごせるように先ほど少しお話ししたように対策をしていただければと思います。最後に対策をご紹介しますので、ご覧ください。

〜対策〜

○自分の体質に合った化粧品を使うようにする

○帰宅後は早めにお化粧を落とし、コンタクトを使用されている方はメガネに変える

○酸素透過性の高いコンタクトレンズを選ぶようにする

○アイシャドウやアイライン・マスカラはまぶたの際やまつ毛の生え際には塗らないようにする＝マイボーム腺を塞がないようにする。

これまでに紹介した症状が当てはまる方は上記のような対策をするだけではなく、定期的に眼科へも受診するようにしましょう。悪化してしまった場合、『角膜潰瘍』や『角膜びらん』といった最悪手術を行う症状まで進行してしまうかもしれません。

早期発見・早期治療を行うためにも定期的な通院は大切だということを覚えていただけると幸いです。

当クリニックでは緑内障治療やお子さまの視力低下の回復、アレルギー治療などにも努めております。目のことで何か気になることがございましたらお気軽にご来院ください。

以上　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニックでした