2025.10.27
免許更新で視力が足りない!どうすればいい?!
皆さまこんにちは千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです。
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目次
免許更新で視力が足りない!
皆さんお車の運転はされますか。電車やバスなどの交通機関もありますが、車社会と言われているように車を使用する方が多い印象にあります。
長年運転をするためには、決まった期間に免許更新をしなければいけません。更新手続きの中には、視力検査も含まれており、両眼で0.7まで見えなければ更新ができません。
見えていない場合、いちばんに考えられる原因は“視力低下”や“眼鏡・コンタクトの視力矯正が合っていない”と言った問題です。
しかし、原因はそれだけではなく、“自内障”や“緑内障”、“視野障害”と言った可能性もあります。
視力低下
視力は子どもの成長期に進行し、その後はある程度一定に保たれると思っていらっしゃる方も中にはいるかもしれません。実際にはそのようなことはなく、大人になってからも普段の生活習慣によって進行します。
スマホやパソコンなどの液晶画面や手元を見ることが多い時代ですので、眼精疲労も起こりがちです。また、目の中のピントを合わせる筋肉が凝り固まってしまうことで、視力低下を促すこともあります。
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対処法
「最近、見えづらいかも」と感じた方は眼科を受診するようにしましょう。視力矯正が必要な場合や眼鏡やコンタクトの再作成が必要な場合は、患者様のご希望に添った処方をします。
当院の場合は、眼鏡処方箋の発行や眼精疲労に対する点眼を処方しております。(※コンタクトの処方箋のみの発行はしておりません)
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白内障
歳を重ねると誰もがなり得る病気です。視界が霞んで見えたり、ピントが合いづらくなったりします。
白内障進行予防の為の目薬を差し、生涯手術なしで過ごす方も少なくありません。
対処法
“水晶体”と言われるレンズを交換する手術を行うことにより、視界をクリアに見えやすくすることができます。
手術前に”IPL”と言う厚生労働省認可の機器を使い、光を当てる治療をすることにより、白内障の術後の見え方がとても良くなるというデータがあります。白内障の手術を受ける予定の方やご検討されている方はぜひ術前にIPL治療を受けてみてはいかがでしょうか☺
当院では手術を行っておりませんが、患者様のご希望の病院や近隣の連携している病院へ紹介することができます。
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❔IPLって何❔
『IPL(マイボーム機能不全)』はまつ毛の生え際にある脂を出す腺(=マイボーム腺)が乾燥傾向などにより詰まった状態に対して、機械で特殊な光熱を当てることで脂の詰まりを改善し、目の潤いを回復させる治療のことを言います。
また、当院で取り扱っている機械はIPL治療に加えてフォトフェイシャル治療も受けることができます❕シミや毛穴でお悩みの方はこちらも一緒に施術されてはいかがでしょうか。
この治療を白内障手術前に受けると、乾燥しにくくなり、目が潤っていることにより、見えやすさがさらにクリアに良くなる可能性があります👀✨
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緑内障・視野障害,黄斑変性
緑内障は失明原因 第1位であり、近視の強い方や眼圧(目の硬さ)の数値が高いとなりやすいと言われている病気です。
緑内障が進行すると視野が欠けていき[視野障害]、最悪の場合には失明に至ります。自覚症状が診られた段階では既にかなり進行している状態であると言えます。
その他にも黄斑変性等、物がゆがんで見えるなどの症状が出る疾患もあります。
対処法
現段階では手術などでの完治を目指すことが難しく、点服薬を使用して進行を少しでも遅くすることがベストな治療法になります。手術ができたとしてもそれは眼圧を下げる手術であり、白内障のように治せる手術ではありません。
当院では定期的な精密検査+点眼薬の処方により、進行の変化にすぐ気がつけるように診察をすすめております。
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グッズを活用して『見える』を守っていきましょう!
当院ではさまざまな症状に応じていくつかのサプリメントや機械を取り扱っております。
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サンテグラジェノックス💊
抗酸化物質であるクロシアニシンやアントシアニン(体内では生成できない成分)を含有し、酸化ストレス(体内のサビのようなもの)を減らす作用のあるサプリメントで、緑内障の予防・改善に効果があると言われております。
サンテルタックス20V💊
ルテインが1日で20mg摂取できる機能性表示食品で、網膜の黄斑色素量を増やし、ブルーライトなどの光刺激から目を保護する作用、ぼやけ・かすみの緩和が報告されています。
特に黄斑変性の発症を予防する、発症後も症状を改善する効果があると言われています。
ドクタービジョン👀🍀
機械から出る微量の超音波を閉じたまぶたに10分当てることにより目の中の筋肉をほぐし、ピント調節機能を改善します。
眼精疲労にお悩みの方や眼精疲労からくる視力低下にお悩みの方はぜひ、こちらをお試しください。厚生労働省認可の機器となっております。
眼科では見えたのに免許更新では見えなかったのはなぜ!?
ご来院される患者様の中にも「眼科の視力検査では1.0見えたのに免許更新になると0.7ギリギリだった」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
それはなぜなのか、考えられる理由はさまざまですが主に以下の項目に当てはまるのではないかと思われます。
・視力検査のスピード
・機械の種類
・明るさ
・(気持ちを含めた)体調面
教習所は決められた時間で多くの人数を検査しなければいけません。そのため、どうしても1人に掛ける時間も早くなります。
”ピントが合うまで待つ”ということはないので、次々と進んでいきます。
かと言って眼科の検査がゆっくりという訳でもないのですが、教習所の方が大胆になりがちです。
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まとめ
車を運転するために、視力はとても重要になります。車社会の今、少しでも長く運転したい・移動手段として車が必要だと思われている方はご自身の目を大切にケアしていただきたいと思います。
また、将来運転するかもしれない今のお子さまたちも若い頃から近視が進んでしまうと、緑内障や網膜裂孔などの大きな病気になるリスクが高まります。

近視問題について深刻になる中、近視進行のリスクがまだまだ世の中に伝わっていないと感じるのも現状です。
少しでも多くの方が歯磨きのように視力のケアも習慣化できるようになる世の中になればと強く願います。
当院では緑内障の早期発見・早期治療やお子さまの視力低下の治療、アレルギー治療などにも努めております。
目に関することで気になることがございましたら、お気軽にご来院下さい。
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以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした。
この記事を監修した医師
中村眼科クリニック院長 眼科専門医
中村 富雄
東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。
目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。