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名古屋市千種区 中村眼科クリニック 医師監修お役立ちコラム 名古屋市千種区 中村眼科クリニック 医師監修お役立ちコラム

2021.01.04 視力低下視力回復トレーニング

お正月から気を付けよう!~お子さまの視力低下お悩みではないですか~

こんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです

 皆さま、明けましておめでとうございます。本年も患者様に寄り添い、患者様のご意向に沿った診療ができるよう、スタッフ一同精進して参りますので、よろしくお願い致します。

 今年のお正月はどのようにお過ごしになられましたか。お正月も“ホームステイ”ということで、ご自宅で過ごされた方も多いかと思います。ずっとお家に中にいるということもあり、みなさん液晶画面を見る時間が多いのではないかと思います。特にお子さまはテレビのほかにもスマートフォンやスイッチでゲームをする時間や読書をする時間が長かったのではないでしょうか。今回はお子さまの視力低下に視点を向けてお話したいと思います。 

近年、お子さんの視力低下が進行していることはさまざまなメディアでも取り上げられています。2019年度の検査では、高校生の約7割・中学生の約6割・小学生の約3割のお子さんの裸眼視力が1.0未満であったそうです。この割合も年々増加傾向にあり、社会的な問題になりつつあるなと感じます。お子さんが近視になる要因としては主に2つに分けられます。1つは両親などから受け継いだ遺伝子によって生じる遺伝的な近視です。もう1つは屋内に居る時間が増えたことや、近くを見ることが増えたことによって生じる環境的な近視です。実際にどちらが原因で近視が進行しているのかということを明確にすることは難しいそうです。つまり、近視は遺伝的なものと環境的なものが深く関係しているということになります。近視にもいくつか種類があるそうなのですが、近年のお子さんに多く見られる近視の多くは“眼軸長”と言われる目の奥行きの長さが伸びすぎることにより、網膜にピントが合わなくなることによって見えづらくなるそうです。

 遺伝的な近視の要因に対して対策をすることは難しいのですが、環境的な近視の要因に関しては自分自身で改善し、対策していくことができます。近年のお子様にみられる環境的な要因として多く考えられることは、外で遊ぶ機会が減っている・スマートフォンやゲームをしている時間が長い・睡眠時間が短い・ものを見るときの距離が近いなどあります。最近の研究で、外遊びをして太陽の光を浴びる子と室内ばかりで太陽の光を浴びない子を比べると、浴びない子の方が近視の進行が早いという報告があります。これらの原因を少しずつ改善していくには自分自身で意識することや家族との話し合いで決めごとを作るなど自分に合った対策をしましょう。

 当クリニックでは、目薬の処方のほかにお子さまに向けた視力回復のためのトレーニングを薦めております。その他にも緑内障の早期発見・早期治療にも努めておりますので、何か気になることがございましたらご来院ください。

 以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした

 

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