みなさん　こんにちは　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニック　です

余談

3月に入り卒業式の時期になりますね。学生のみなさんご卒業おめでとうございます！4月から新しい道へ進むかと思いますが、楽しんで頑張って下さい！

今回のブログでは眼瞼ヘルペスについてお話ししていきたいと思います。

ヘルペスとは？？

ヘルペスとは・・・皮膚や粘膜に水疱やただれができる病気で、症状が治まっても体内に住み続けるウイルスです。人に感染するヘルペスウイルスには8種類あり、今回は「目」にも関わるヘルペスについてお話ししていきたいと思います。

目のまわりにできるヘルペスとは

眼瞼ヘルペス

症状はまぶたに現れ目のまわりがチクチク、ズキズキとした痛みや強いかゆみを感じます。最初は、普通のできもの・にきび・湿疹と勘違いすることも多いのですが、ヘルペスの場合チクチク・ズキズキと痛がゆい感じがあり、徐々に症状の範囲が広がるので、ニキビや湿疹ではないと気づくこともあります。

眼瞼ヘルペスは2種類ある・・・？

眼瞼ヘルペスには「単純ヘルペスウイルス」と「帯状ヘルペスウイルス」の2つがあり症状も少し違いがあります。

「単純ヘルペスウイルス」・・・発熱やストレス、疲労が原因で発症することの多い病気で、皮膚や口、目に痛みのある小さな水疱ができます。一度症状が出ると再発してしまう病気です。

「帯状ヘルペスウイルス」・・・加齢や疲労、ストレスが原因で発症することのある病気で、身体の左右どちらかの神経に沿ってピリピリとした痛みと小さな水ぶくれだできます。再発することは稀ですが、合併症を引き起こすことがあります。発症する箇所によって合併症の症状は異なりますが、

顔の場合・・・角膜炎・結膜炎・ぶどう膜炎・視力低下（目）・顔面麻痺（頬や耳）・聴力の低下（耳）

下腹部や腰の場合・・・腰痛（腰まわり）・便秘や尿が出にくい（下線部）

…など発症する箇所によって様々な合併症が現れます。

角膜ヘルペス

角膜ヘルペスとは・・・単純ヘルペスウイルスが角膜（目）に感染することで発症する病気です。症状は、眼の充血・ゴロゴロとした異物感・目のかすみ・視力低下などでアレルギー性の症状と似ているので初期は気づかないこともありますが、角膜ヘルペスは両眼に症状がでることは稀で基本的には片眼のみなのでアレルギー性結膜炎ではなくほかの病気だと気がつく場合もあります。症状が進行すると、失明にいたる危険性もある怖い病気なので、目の違和感を感じたら早めに受診しましょう。

治療方法

抗ウイルス剤の内服薬軟膏を使用し症状を緩和させます。症状によっては軟膏を目に使用するため視界がとても悪くなります。

まとめ

ヘルペスは免疫力が下がると再発しやすい病気です。低下させないように普段から規則正しい生活を送り、睡眠・栄養・運動をしっかりとし生活リズムを崩さないことが大切です。ストレスもヘルペスを発症させる原因ともなりますので、なるべくストレスをためないようにしましょう。

最後に

他にも緑内障の早期発見・早期治療やお子さまの視力低下の回復にも努めておりますので、何か気になることがございましたらお気軽にご来院ください。

以上　千種区　本山の眼科　中村眼科クリニックでした