2017.11.07 緑内障
緑内障の早期発見を!!貴女は大丈夫でしょうか?
我が街、千種区本山の眼科 中村眼科クリニック 院長中村です。
以前にもブログで書きましたが、OCTと呼ばれる最新の器械を導入し、日頃の診療に使用しておりますが、眼の奥の病気の診断治療にとても役立っております。特に緑内障の早期発見、早期治療にとても有用です。今まで診断に迷うケースに積極的に使用し早期発見、早期治療を行える患者さんが増えました。
緑内障はよくみられる眼の病気で40歳以上の人の4~5%に見つかります。視野(物の見える範囲)に障害が起きるのですが、視力低下は初期では出ませんし、視野のダメージも左右の視野がお互いにカバーするので視野障害がかなり進行しないとおかしいと気がつきません。おかしいと感じないので眼科を受診することが無いため自覚症状が出て眼科を受診したときはかなり進行していることがほとんどです。視野のダメージは進行する一方通行で元に戻すことはできません。進行を遅らせることはできても完璧に止めることもできません。よくある病気なのに見つかりにくく、治せない病気で点眼薬で眼圧を下げることで進行を抑える、遅くすることが唯一の治療法です。
緑内障が見つかるきっかけは、人間ドックで精密検査を指導されたり、コンタクトレンズやメガネの処方や、アレルギー性結膜炎など偶々眼科の診察を受けることで運よく見つかることがほとんどです。自営業の方々や子育て、家事、仕事に忙しい女性の方々は受診される機会が少なく、緑内障の早期発見が困難な傾向があります。
小中学生のお子さんがおられるお母様方ご注意ください!お子さんのおられるクラスのお母様方の中で一人か二人は緑内障が見つかる可能性があるわけです。
趣味のサークルでお集りの方々ご注意ください!お仲間の中で一人くらい緑内障が見つかるかもしれません。
緑内障の早期発見、早期治療ができるようになっている今、大切なのは受診のきっかけです。早く見つけていればと苦しまれる患者さんを一人でも無くすように皆様が眼科検診を受けられる機会が増えることを願っております。
貴女の目は大丈夫でしょうか?
我が街、千種区本山の眼科 中村眼科クリニック 院長中村でした。