クリニックブログ

2023/03/13

花粉症シーズンは目のかゆみ・目やに・充血以外に視力低下も起こりやすい?!

皆さまこんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです

余談

当クリニックのブログでもお話しさせていただいておりますが、毎年この時期に『緑内障週間』と言うウィークがあるのはご存知でしょうか。今年は3/12(土)〜3/18(土)となっています。日本各地で緑内障週間にちなんだイベントを行っています。ちなみに名古屋ではテレビ塔のライトアップが緑色になります。

緑内障は失明原因にもなり得る病気のひとつです。他人事だと思わずこの機会に検査を受けていただきたいと思います。

花粉症シーズンは目のかゆみ・目やに・充血以外に視力低下も起こりやすい?!

この時期といえば花粉症シーズンですよね。今年は例年に比べて花粉の飛散率が群を抜いて高いようで、1日に当クリニックに来院される患者さまの2/3ほどは花粉症の症状を訴え受診されています。それもほとんどの患者さまが「いつもより症状がひどい」・「今年は花粉症の時期に毎年使っている薬では効果がない!」とおっしゃられます。

そんな花粉症シーズンは目のかゆみなど以外にも視力低下がみられることもございます。本日はなぜこの時期に視力低下が起こるのかをお話しさせていただきます。

なぜ視力低下が起こるの?

日々のスマホやパソコンの使用による視力低下が主な原因として考えられますが、視力低下と言っても一時的な視力低下もあるのです。その原因もストレスや目の疲れなどさまざまございますが、この時期に考えられる一つの原因は花粉症で目を掻いたり擦ってしまうことによるものです。

目のかゆみがひどいとどうしても掻いてしまいますよね。しかし、目を掻いてしまうと眼球に傷がついてしまいその傷によって視力が一時的に低下してしまうのです

この場合、突然視力低下が起こることもあるので驚いたり心配される方もいらっしゃるかと思います。

放っておくのはダメです!症状悪化の原因に!

この時期の視力低下の原因として上記のように花粉症による一時的な視力低下とお話しました。しかし一時的という言葉で安心してしまい症状が落ち着くまでそのまま放っておくのは良くありません。まずは眼科へ受診しましょう。

目のかゆみによる視力低下だと仮定してそのまま放っておくと目を擦ってしまうことによりさらに症状が悪化し「角膜潰瘍」や「角膜びらん」といった花粉症よりもひどい症状になってしまいます。角膜潰瘍や角膜びらんになってしまうと目が開けられないほどの痛みがあったり日頃コンタクトで生活されている方はしばらくコンタクトが使えなくなってしまったりします。

目のかゆみを感じたら眼科へ受診を🏥

仕事終わりや学校終わりの疲れているときに病院へ足を運ぶのも大変かもしれませんが、自分のためにも早めに眼科へ受診するようにしましょう。

年々、花粉症に対するさまざまなお薬が開発されています。私も花粉症があり点眼薬や内服薬を服用し、日々花粉症と戦っています。お薬のお陰で今のところは快適に過ごしています。当クリニックでも患者さまの症状に応じて点眼薬や内服薬・点鼻薬を処方させていただいております。

最後に

いかがでしたでしょうか。冒頭でもお話させていただいたように今年の花粉は例年よりも気温の高い日が続いていることもあり飛散量が多く、期間も長いと言われております。

目のトラブルによって生活に支障が出てしまっては変にストレスになってしまうと思いますので、花粉症が落ち着くまではお薬を使って一緒に戦っていきましょう。当クリニックも皆さまの症状が少しでも軽くなるよう、努めてまいります。

当クリニックではアレルギー治療のほかにもお子さまの視力低下の回復や緑内障の早期発見・早期治療などにも努めております。目に関することで何か気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした

この記事を監修した医師

中村眼科クリニック院長 / 眼科専門医 中村 富雄

東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。

目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。

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