クリニックブログ

2023/03/27

アレルギー症状は花粉症ならぬ黄砂アレルギーかも!

皆さんこんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです

余談

今年は気温の上昇が早く、各地の桜も早くも満開を迎え、散り始めている地域もありますね。皆さん今年の桜はもうご覧になられましたか。桜を見ると春がやってきたなと感じます。最近、桜は春の到来を告げる花であると同時に、人々の心に元気と癒しを与えてくれる素晴らしい花だと思うようになりました。一年の中でこの季節にしか咲かない花なので、満開ではないかもしれませんがぜひ皆さんも桜を見かけた際には一枚お写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

4月のアレルギー症状は花粉症ならぬ黄砂アレルギーかも!

 さて、本日のブログは『黄砂』についてお話していきたいと思います。花粉の時期に皆さんを悩ませるもう一つの原因が”黄砂”です。先週、24日(金)に今年全国初となる黄砂を新潟県で観測したそうです。今年も中国から黄砂が日本にやってきましたね。そんな黄砂はアレルギーと同じような症状を引き起こすことがあります。

そもそも黄砂って何??

 はじめに黄砂とはどのようなものなのか説明します。東アジアにあるゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などから巻き上げられた多量の砂などが風に乗って上空に浮遊し、地上に降ってくる現象をいいます。

中国からやってくる黄砂はさまざまな有害物質を含んで日本にやってくる為、人類にアレルギー症状呼吸器系の病気をもたらすほか、農作物などにも害を与える可能性があります。以上のことから黄砂は世界的な環境問題にもなっています。

黄砂の飛散時期はいつ??

 黄砂の時期は25月頃で、4月が最も飛散しやすい時期だそうです。つまり、黄砂アレルギーのピークはこれからということになりますね。症状は目のかゆみや鼻水・鼻づまり、喉のかゆみといった花粉症やアレルギーと同じような症状が診られます。pm2.5などの細かい粒子が体内に入ってしまうと、最悪の場合には呼吸器系の症状を起こしてしまうこともございます。

気象庁などが黄砂飛散情報を更新しているので、黄砂アレルギーの可能性がある方は花粉情報とご一緒に確認されるとよろしいかと思います。

黄砂への対策は??

 対策としましては花粉症と同じように眼鏡をかけて目をガードしたり、マスクを着用したりすることが良いかと思います。pm2.5など微細な物質も含まれているので症状が重い方はマスクを二重にするなどより対策をされると予防効果が上がるかと思います。

帰宅時はお家に入る前に上着や服に付着した物質をはらったり、帰宅後は手洗い・うがいに加えて鼻うがいをされるとさらに予防効果が上がるのではないかと思います。

最後に

また当クリニックでは花粉症やアレルギーと同じような症状が診られた場合は、目薬などの処方もさせていただきます。花粉症の症状がなかなか落ち着かない方や最近になって花粉症のような症状が診られた方はぜひ当クリニックへご来院ください。患者様に寄り添った治療をさせていただきます。

 その他にも緑内障の早期発見・早期治療やお子さまの視力低下の回復にも努めておりますので、何か気になることがございましたらお気軽にご来院ください。

 以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした

 

この記事を監修した医師

中村眼科クリニック院長 / 眼科専門医 中村 富雄

東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。

目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。

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