クリニックブログ

2022/11/21

目が赤くなってしまった!~これは出血?それとも充血?~改訂版

こんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです

余談

今週の金曜日は待ちに待ったクリスマスですね。クリスマスのはじまりはイエス・キリストの誕生を祝う日とされています。なぜキリストを祝う日がクリスマスと言われるようになったかというとChrist(キリスト)+Mass(ミサ)つまりキリストを礼拝するという意味が語源になったそうです。最初はイエスの誕生日を祝わなかったそうですが、紀元45世紀になりキリスト教が広まったころから前から存在していた冬至のお祭りなどに合わせてイエスの誕生日を祝うようになったそうです。クリスマスと言えばプレゼントがもらえる大切な日ですよね。お子さまにとってはうれしいイベントです。クリスマスの季節になると街灯がライトアップされはじめるので、イルミネーションを大切な人と楽しむのもいいですね。

目が赤くなってしまった!〜これは出血?それとも充血?〜

さて、イベントが多く気持ちが高まることや外と中の気温差などで気づかぬうちに突然目が赤くなり出血することがあります。そんな出血について本日は話していきたいと思います。

 目の出血は正式には「結膜下出血」と呼ばれ、結膜にある細かい血管が破れて結膜の下に広がり白目が赤く染まります小さい点のようなものから斑状のもの、眼球の結膜全てを覆う広範囲のものもあり、時に血腫ができることもあります。通常の出血ではほとんど痛みやかゆみ、目ヤニなどの症状はありません。目が見にくくなったり、視野が狭くなることもありません。万が一そのような症状があった際は感染症など他の病気が疑われますので、必ず受診してください

原因は?

 原因としては眼外傷結膜炎やまた原因不明のものも多いですが、原因不明なものの誘因としてはせきやくしゃみ過度な飲酒月経なども考えられます。また、結膜下出血が繰り返し起こる方は動脈硬化、高血圧、糖尿病などの疾患の疑いがありますので内科を受診おすすめします。

充血と出血の違いは?

 出血と充血は見分けにくいので、見分け方もご紹介させていただきます。出血血管が破れて血液が流れ出たもので白目の全体が赤く染まります充血眼の細い血管が太くなり、稲妻のようにいろいろな方向へ光走ったような状態になります通常は1~2週間で自然にきれいな白目の状態に戻りますが、2~3カ月かかるものもあるのでぜひお早めに当院に受診してください

最後に

 当クリニックでは目薬の処方をさせていただき、経過観察をさせていただく形をお取りしております。また、流行性角結膜炎との判断が難しい場合には、流行性角結膜炎ではないかどうかの検査をさせていただく場合もございます。

 当クリニックではお子さまの視力回復、緑内障の早期発見・早期治療に努めておりますので、何かございましたらお気軽にご来院ください。

 以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした

 

この記事を監修した医師

中村眼科クリニック院長 / 眼科専門医 中村 富雄

東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。

目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。

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