クリニックブログ

2022/09/19

深視力とは?〜主にドライバーさんが行う検査です〜

皆さまこんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです

余談

今週の火曜日は「バスの日」だそうです。1903年の920日、日本初の営業バスが運行されたことにちなんで日本バス協会が制定したそうです。場所は京都で、当時のバスは6人乗りのワゴンタイプの屋根が無い車体だったそうです。そう考えると今のバスは屋根があり、エアコンも搭載されており、とても快適ですね。自分ではなかなか行けない遠いところもバスに乗れば行くことができるので、とても便利な乗り物だと思います。

深視力とは!?

皆さんは「深視力」という言葉を聞いたことがございますでしょうか。聞いたことがあるという方もいらっしゃるかと思いますが、多くの方がご存じないのではないかと思います。今回は深視力について色々とお話しできたらと思います。

どんな視力なの?

深視力とは動くものの遠近感や立体感を見て判断する能力を調べるものです。主に運転をする際に必要になる能力です。遠くが見える、見えないとはまた別の話になってきます。

対象者は?

対象となる方は主にドライバーさんです。タクシーやバス、トラックなど人や物を乗せて移動をする乗り物を運転されている方が対象になります。大型免許や中型免許、普通二種免許、けん引免許などの免許取得時に深視力検査を行います。なぜこのようなお仕事をされている方がこの検査を受けなければならないのかと言うと、車体が大きい分、周りの物(ガードレール・標識など)や車との距離が把握しにくく、全体的な距離感や立体感が掴めていないと普通車に比べて事故などを引き起こしやすいからです。

検査方法は?

この検査は三桿法(さんかんほう)という方法で行います。一般的な検査とは異なり、立体感を調べる検査になります。どのような検査かというと3本の棒が横に並んでおり、そのうちの両端2本は固定された状態です。真ん中の1本は前後に動く状態になっています。試験者はその真ん中の棒を3本並んだ状態になるようにボタンを押して棒を止めます。この検査を3回行い、誤差の合計が6㎝以内に収めることができれば合格となるそうです。

斜視や弱視の方は立体感覚の機能の影響で合格が難しい場合もあるそうです。

検査はどこでできるの?

この検査は先ほども書いたように、免許取得の際に検査を行います。しかしいきなり本番と言われても不安な方もいらっしゃるでしょう。何も知らないよりは知っておいた方が本番も心の準備がしやすいと思うので、練習も兼ねて眼科ではなく眼鏡屋さんに行ってみてください。全ての眼鏡屋さんでできるわけではなく、特定の資格をお持ちの方がいる眼鏡屋さんでないとできない場合がありますので、事前にご自身で検索するか、お問い合わせをして行かれるとよろしいかと思います。また、教習所で行える場合もございます。

最後に

いかがでしたでしょうか。ドライバーさんがこのような検査をしていると初めて知った方も多いのではないでしょうか。よく考えると私たちが当たり前に利用している公共交通機関のドライバーさんは人命を乗せて移動するという任務を毎日している訳ですから、とてもすごいお仕事だと改めて思いました。バスやタクシーなどに乗ったときは目的地まで無事に運んでいただいたという感謝の気持ちを「ありがとう」に込めてしっかり伝えたいと思います。

当クリニックでは緑内障の早期発見や早期治療、お子さまの視力低下の回復などに努めております。目に関することで何か気になることがございましたらお気軽にご来院ください。お待ち致しております。

以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした

この記事を監修した医師

中村眼科クリニック院長 / 眼科専門医 中村 富雄

東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。

目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。

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