2022/06/27
皆さんこんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです
今週の木曜日で6月も終わりますね。2022年も半年が終わります。皆さんは2022上半期を振り返っていかがでしたでしょうか?私は全体的に見て2021年よりもお出かけや旅行をしたり、ライブに行ったり、夜遅い時間でも外食ができたりとコロナ前のように伸び伸びと過ごせる世の中になってきているのではないかと感じています。
そして、本格的に夏が来た!と感じるような暑さになってきました。個人的に今年は花火を見たいなと思っています。皆さんもそれぞれ計画されていることがあるかと思いますので、その日まで熱中症やコロナへの対策を忘れず、お仕事や勉強、頑張りましょう!!!
東海地方も梅雨入りしたと思えば今年はもう梅雨明けしてしまいましたね。今年は本当に梅雨はあったのか?と思うほど短かったですが、本来であればまだ梅雨時期のはずなので本日は梅雨時は視力が低下しやすいと言うことについてお話させていただきたいと思います。
考えられる理由としては「瞳孔の大きさ」です。白目の内側に「虹彩」(”茶色目”とも言います)と言う光を調節する役割をしている部分(カメラに例えると“絞り”の部分)があります。その中にある真ん中の黒い部分が「瞳孔」(“黒目”とも言います)です。目に入ってくる光を虹彩が調節することにより、瞳孔も一緒に大きくなったり小さくなったりします。
瞳孔は暗いところだと光を吸収しようとするので、大きくなります。一方、明るいところでは光を少なくしようとするので、小さくなります。瞳孔が大きくなると目に入ってくる光の量が多くなるため、まぶしく感じやすくなります。同時に目の調節機能も一時的に緩くなるためピントが合いづらくなります。結果、見えにくくなるということです。
視力は常に変動します。その変動には天気も関係しているのです。先ほど上記で書いたように明るさで見え方も変わります。つまり、天気が雨や曇りで空が暗い日は瞳孔が大きくなりやすいので視力も見えにくくなりやすいということです。逆に晴れた空が明るい日は瞳孔も小さくなりやすいので視力も見えやすいということです。
梅雨時は天気以外にも気温や湿度の変動も激しいため、眼精疲労になりやすかったり、自律神経が乱れやすくなったりする時期でもあります。我々は梅雨時期の気候に対応しようとしているため、知らず知らずのうちに身体に負荷をかけてしまっているということなのでしょう。1年の中でも特に自分自身へのケアを大事にしなければいけない時期なのではないかと思います。
空気もジメジメさはなくなった気がしますが、梅雨明けがこれだけ早いということはその分、夏日が長くなるということです。カラットはしていますが身体にこたえる暑さです。体調には十分気をつけて過ごしていきましょう。
当クリニックではお子さまの視力低下の回復や緑内障の早期発見・早期治療にも努めております。他にも目に関することで気になることがございましたらお気軽にご来院ください。お待ち致しております。
以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした
東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。
目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。