クリニックブログ

2019/11/05

冬が来る前に~健康管理は大丈夫ですか?緑内障の早期発見を❕

我が街、千種区本山の眼科 中村眼科クリニック院長中村です。
前回のブログから、大雨、台風、ラグビーワールドカップ、首里城火災など色々なことがあった秋でした。大雨、台風の災害に今も苦しまれる方々に心よりお見舞い申し上げます。
当院の日常では、この秋、はやり目(流行性角結膜炎)が流行し、近所の保育園や名古屋市のあちこちからとても多くの患者さんが来院されました。運動会シーズンに登校、登園禁止の診断は宣告するこちらもつらい思いです。はやり目はウイルス性の伝染病で、空気感染はしませんが直接的、間接的(誰かが触ったものを知らない間に触ってしまうパターン)な接触で伝染しますし、潜伏期間と言って感染してから症状が出る前にも人にうつしてしまいますので、自覚症状が出たときにはもうすでに周りの人にうつっていて伝染予防の処置が後手、後手に回ってしまいます。また充血、目やに、瞼の腫れなどの自覚症状が回復しても、まだ病気がうつる可能性もありますし、伝染性がなくなってもしばらく点眼を続けないと角膜の表面に傷や濁りが残って霞目、ぼやけ、視力低下の原因となることがありますので自己判断でものの治療を中止することなく、医師の診断を受けて日常生活に戻っていただきたいと思います。
春と秋は健康診断のシーズンでもあります。来年春に小学校に入学する子供たちが就学時健診を受けて受診のお勧めの用紙をもらって来院されたり、秋の健診で視力低下を指摘され受診されるお子さんが多くおられ当院も子供たちの声でにぎわっております。。ただ気になるのが小、中学生は定期的な健康診断をされますが親御さんたちはどうなんだろう?ということです。もちろん日頃から健康に気を付けていらっしゃる方は多いと思いますが、定期的な検診、ドックに罹られる方はどうでしょうか。子供を診察に連れてきた親御さんに聞いてみると、ご自身は自覚症状がこれといってないので忙しいこともあって、定期的に検診、人間ドックなどは受けていないという方が結構多くおられます。子供の健康には熱心な親御さんがご自身の健康は後回しという方が多くおられます。
眼科の町医者を長年やってきましたが一番悔しいのはもっと早く来てくれていたら、もっと早く見つけていたら、という患者さんを診察した時です。緑内障はその代表例ですが、40歳以上の100人に4~5人が緑内障といわれております。20歳代でも見つかります。中学生の親御さんですと40歳以上のかたも多くおられると思いますが、中学校の一クラスの親御さんに一人くらいは緑内障の方がおられるということになります。そして加齢とともに徐々に緑内障になる確率は上がっていきます。、緑内障の症状は視野(ものの見える範囲)が徐々に狭まっていきますが視力は割と長く低下しません。そして怖いのは視野のダメージという自覚症状がなかなか出ないで出たときはかなり進行していていることが多いこと、何より一番怖いのは一度出たダメージは元に戻すことが出来ない、緑内障は治らないということ、進行を抑える、遅くすることしかできないということです。極端な例えですが、緑内障は、寿命が先か、失明が先かの追いかけっこです。
働き盛りの親御様方、お子さんの顔ははっきり見えますね?しかし将来お孫さん、曾孫さんの顔を視野が欠けることなくくっきり見る自信がありますか?
将来の為にも皆様、定期的な検診を心がけましょう。
我が街、千種区本山の眼科 中村眼科クリニック院長中村でした。