クリニックブログ

2018/12/18

今年の緑内障診察

我が街、千種区本山の眼科 中村眼科クリニック院長中村です。

今年も残りが10日ほどとなり、年末の慌ただしさが感じられます。

当院の日常は相変わらずですが、年頭で思った今年の目標として緑内障の早期発見、治療については頑張ったつもりです。毎日十人前後の緑内障患者さんを診察してますが、急激な発作型の患者さんは2名ほどおられましたが、レーザー治療、投薬で事なきを得ました。徐々に進行する開放型緑内障については、進行が早く点眼追加した例が約10名、手術をお勧めした例が1名、大半は大きな進行は無く、現状維持として点眼続行、経過観察でした。一番インパクトが強いのは、20代の患者さんに正常眼圧緑内障、前視野緑内障の診断をしたことです。ひと昔では緑内障は40歳以上でなるものというイメージが強かったのですが、医学の研究、器械の進歩のおかげでとても早く緑内障の診断ができるようになりました。そして早期の治療開始ができるようになりました。ただ残念ながら緑内障は進行を抑える、進行を遅くするという治療はできますがダメージを回復させる、治癒させること、治すことはできません。眼科医が緑内障の診断を下すということは極端な言い方をすれば、患者さんに「貴方の病気は治りません、進行を完全に止めることもできません、進行すれば失明に至ることもあります、生涯ずっと治療が必要です。」と宣告することです。社会人となってまだそんなに時間の経ってない、まだ人生が50年以上も残っているような方に私はそんな宣告をしました。とてもとても重い宣告でした。そしてそれは、私が生涯にわたってその患者さんと共に緑内障と戦っていくという覚悟の宣告でもありました。このようなことは今後もずっと続くでしょう。患者さんにつらい宣告をすることがずっと続くでしょう。医師としての覚悟と責任を改めて痛感した1年でした。

来年も頑張ろうと思います。

皆様お体を大切に、よいお年をお迎えください。

我が街、千種区本山の眼科 中村眼科クリニック院長中村でした。