2023/07/10
みなさん こんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニック です
7月に入り学生のみなさんは夏休みになりますね。夏はプール・川遊び・花火・夏祭りなどどの季節よりも遊べることがたくさんある気がします。熱中症に気をつけて楽しんで下さい~!
本日は結膜炎についてお話ししていきたいと思います。
結膜炎とは・・・目の結膜に何らかの原因でさまざまな刺激や感染などにより炎症を起こした状態のことをいいます。
結膜炎になる原因は主に3つあげられます。
花粉やハウスダスト・動物の毛などのアレルゲンが目に反応することで起こります。アレルギー反応の一種であり季節性のものと通年性のものがあります。
細菌が目に感染することで発症します。原因となる細菌は種類がたくさんあり、インフルエンザ桿菌(かんきん)や黄色ブドウ球菌などの感染力が弱い細菌でも炎症を起こすことがあります。また、性感染症のひとつでクラミジアや淋菌などに感染した人の体液が目に入ることで感染する「クラミジア結膜炎」も含まれます。
また、コンタクトレンズの不適切な使用、洗浄不足などで菌が繁殖しそのまま装着することによって結膜炎が発症する方もたくさんみられます。
ウイルスに感染することで発症します。代表的なウイルス性結膜炎には、流行性角結膜炎(はやり目)や咽頭結膜炎(プール熱)、急性出血性結膜炎があります。
【結膜炎の症状】
・充血
・目やに
・目のかゆみ
・涙が出る
・異物感
・・・など症状は病気によって様々で、お話しを詳しく聞くことによってどの病気かがはっきりします。
例えば・・・「くしゃみや鼻水がでる」などの症状で多いのがアレルギー性結膜炎
「どろっとした目やに、涙がでる」などの症状は流行性角結膜炎(はやり目)のことが多いです。流行性角結膜炎に関しましては、検査キットを使用し陰性か陽性かの診断をします。当院では、「クイックチェイサー Adeno 眼」を導入しており、検査結果も7分ほどでわかります。
結膜炎は免疫機能が低下していると感染しやすいので、夏バテなどの時期は特に注意が必要です。移る可能性のある結膜炎の感染を予防するには、手洗いを徹底し食事や睡眠に気をつけて免疫機能を低下させないようにしましょう。また、コンタクトレンズやドライアイで角膜や結膜に傷がついていると細菌に感染しやすくなりますので、コンタクトレンズに関しては正しく使用しましょう!
当院では、他にも緑内障の早期発見・早期治療やお子さまの視力低下の回復にも努めておりますので、何か気になることがございましたら、お気軽にご来院ください。
以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした
東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。
目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。