2022/09/12
みなさん こんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニック です
学生の皆さんは夏休みが終わり二学期になりましたね。学科によっては10月あたりに運動会があるところがあると思いますが、熱中症に気をつけて練習頑張ってください!
さて小学生の皆さん。学校が始まり2週間ほど経ちますが学校はどうですか?当院での診療ではお子さんが「黒板が見えにくい」「席替えの時は前の方にしてもらっている」など授業の時のお話をたくさん耳にします。この成長期の時は特に”この前は見えていたのに…”と視力の見え方の変わり具合が早く感じますよね。ですが近視の進行は止めることはできませんが、“抑える”ことはできます。それは当院でやっている「視力回復トレーニング」というものですが、近視の進行は遺伝によってなのか、成長につれ進んでいるのか人それぞれです。なので、もともと近視があり見えにくいというお子さんは多いかなと思います。そんなお子さんについて今回はお話ししていきたいと思います。
眼鏡をつくろうか悩んでいる方は少なくはないかと思いますが、そんな方達に多いのは「眼鏡がなくてもぎりぎり見えているし…」「眼鏡をかけると近視の進行は早くなるんじゃないのか…」と悩まれているかと思いますが、ひとつひとつお話ししていきます。
もちろん個人差はあり近視が強くても小さな文字が見えるお子さんもいらっしゃいます。ですがそんな中で視力検査や遠くのものを見ているお子さんでよく見かけるのが、目を細めて見ていることが多々あります。目を細めて見ることによって、目に入ってくる光の量は減りますがその減った光は眼の中で屈折せずに直接目の網膜に移るのでぼけ具合が小さくなり見やすくなるという現象が起こります。なので遠くが見えにくいお子さんはよく目を細めて見る癖がついてしまい、視力検査などでも小さい文字が見えているということがあります。
先生に確認したところ、眼鏡をかけることによって視力が低下することはないそうです。成長に伴う近視の進行と、眼鏡をかけるタイミングが重なりやすいため、そう思われる方が多いそうです。眼鏡は見えにくさを解消するためのものですので、近視の進行をさせるものではありません。逆に我慢をして目を細めて見たり、身開いて見たりしているほうが、目に負担がかかり進行が早まる可能性があります。
…どうでしたでしょうか。目を細めて見ている影響で近視の進行が早まる可能性がありますので、少しでも違うことに気がついたらお気軽にご相談ください。
目を細めて見ていたら、見開いて見ていたりなど普段では気づきにくいことではあるかと思いますが、「黒板の字が見えにくい」「前の席にしてもらわないと見えない」など不自由さを感じるようでしたら我慢をせず眼鏡をかけることをオススメします。眼鏡を作ったとしても一日中ずっとかけていなくても大丈夫です👌🏻授業中だったり、テレビを見ている時だったり不自由さを感じる時だけでも大丈夫なので、いつでもお問い合わせください。
他にも緑内障の早期発見・早期治療やお子さまの視力低下にも努めておりますので、何か気になることがございましたら、お気軽にご来院ください。
以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした
東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。
目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。