2017.03.29 その他
飛蚊症に気をつけましょう
千種区 本山の眼科 街の眼科の中村眼科クリニック 院長 中村です
昨夜、某テレビ番組で「飛蚊症」が取り上げられておりました。
眼の前で、虫や糸くず、輪っかのようなものが動いて見える状態を
飛蚊症と呼びますが、生理的な良性のものが多い中で時に「網膜剝離」と
呼ばれる放置すれば失明にも至る危ないものもあり、注意が必要であると
解説されておりました。また昔に比べてとても進歩した手術の内容も紹介されて
おりました。基本に忠実な内容だったと思いますが、飛蚊症の初期で網膜に
穴や裂け目ができただけでまだ網膜剝離は起きていなければ、番組で取り上げて
いたような最新式の手術の必要はなく、「網膜レーザー凝固術」といって一般の
眼科診療所でも対応できます。網膜が剝がれてしまったら入院、手術が必要で、
手術そのものは上手くいっても剝離した範囲が広ければ、視力低下の後遺症が
残ってしまうこともあります。網膜が剥がれてしまう前に見つけることが大事なのです!
飛蚊症はお年のせいで出てくるものと過信せずに眼科で一度詳しく検査されることを
お勧めします。
千種区 本山の眼科 街の眼科の中村眼科クリニック 院長 中村でした