2017.09.06 花粉症・アレルギー
花粉症 秋の陣
まだ残暑が続いておりますが、夏休みが終わり朝、夜が涼しくなってまいりました。
日常の診療では眼の痒み、充血、目やに、べたつきを訴える患者さんが続いております。
エアコンのホコリ、ダニなどが原因の慢性的な通年性アレルギー性結膜炎が続いておりますが、季節的な
アレルギー性疾患も出始めたようです。花粉症としてはブタクサ、ヨモギなどが始まったようです。
当院ではアレルギー反応の原因(アレルゲンと言います)を調べる検査(採血、スクラッチ検査)をしますが、最近ではホコリ、ダニなどが原因の通年性のアレルゲンとスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどが原因の季節性のアレルゲンを複数併せ持つマルチアレルギーとよばれる方々が多くなっております。治療は基本的には抗アレルギー薬、抗炎症剤(ステロイド剤、非ステロイド剤)の点眼薬、場合によっては抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬の内服処方も致します。
毎年夏の終わりに強くはないのですが、痒み、目ヤニ、べたつき、などを訴える秋の植物がアレルゲンの花粉症、アレルギー性結膜炎で来院される患者さんが多々おられ、夏が終わって秋が来るなあと季節の移ろいを来院される患者さんの症状で感じております。「秋来ぬと眼にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」などと風情ある感じ方ならよろしいのになあと思いますが・・・
気になる症状をお持ちの方はどうぞ適切な治療を受けてください。
我が街、千種区 本山の眼科 中村眼科クリニック 院長中村でした