クリニックブログ

2023/11/13

若年者に増えてる?!~スマホ内斜視とは~ 

みなさん こんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニック です

 

余談

11月に入りましたね!11月は紅葉がとても綺麗な時期ですね。愛知県豊田市にある香嵐渓は紅葉がライトアップされていて、屋台も美味しいものがたくさんあり毎年人気で人がいっぱいで行けていませんでしたが、今年は行ってみたいと思います・・・!

スマホ急性内斜視とは??

さて本日は、スマホ急性内斜視(スマホ内斜視)についてお話ししていきたいと思います。

スマホ急性内斜視とは・・・スマートフォンやタブレット、パソコンやゲーム機などのデジタル機器の画面を長時間見続けることが原因で片方の目の瞳が内側によって左右の目の視線がずれることを言います。斜視は眼球を動かす働きを持つ筋肉と密接な関係があり、目は物を見るときに眼球を内側に向ける内直筋(ないちょくきん)と外側に向ける外直筋(がいちょくきん)を緩めたり縮めたりして焦点を合わせます。

急性内斜視になると、内直筋が縮んだままになり、遠くを見ても寄り目が戻らなくなり、両目の視線が一致しなくなり物が二重に見えるようになります。片目を隠すと 1つに見えるが、物の遠近感や立体感がつかみにくくなります。突然、目が内側に寄ってしまう急性内斜視という病気は昔からありましたが、ここ数年小児から若者の年代に増加している傾向があります。

その原因は、至近距離で長時間見続けているスマートフォンが原因だと考えられ、スマホはパソコンよりも目に近い位置で画面を見るため、長時間凝視すると内直筋が収縮したままになりやすいです。

原因とは

その原因は、至近距離で長時間見続けているスマートフォンが原因だと考えられ、スマホはパソコンよりも目に近い位置で画面を見るため、長時間凝視すると内直筋が収縮したままになりやすいです。

スマホ急性内斜視の症状とは

症状としては・・・

・寄り目になる

・ものが二重に見えたり

・視力低下

・眼精疲労

・肩こり

・・・などの症状があります。また、物の遠近感や立体感がつかみにくく人や物にぶつかったり、交通事故にあう危険性が高くなります。お子さまの場合は自覚しづらいので、大人が異常に気づいてあげることが重要です。

急性内斜視の予防は何かある

急性内斜視の予防法としては、スマホなどの使いすぎが原因と見られているため、スマホの使用を控え多くても1時間から~2時間にし、近くを見るのをやめて目を休ませましょう。その他、遠くを眺めてやや目が外向きになる眼球運動もしてみましょう。近くの物を長時間見ていることが内斜視になる発端なので、30分間使用したら5分間休憩して遠くを見たり、スマホとの距離を意識して30センチ以上離して見るようにすることが大切です。ベッドやソファで寝ながらスマートフォンを見ていると画面が目に近づきますので注意が必要です。

 

もし、「黒目がいつもより内側に寄っているかも…」「スマホやゲーム機を使用中に物が2つに見えるかも…」と少しでも異常を感じるようであればすぐに眼科を受診しましょう。

最後に

斜視のほかにもお子様の視力低下、緑内障の早期発見・早期治療に努めておりますので、お気軽にご来院ください。

以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした

 

この記事を監修した医師

中村眼科クリニック院長 / 眼科専門医 中村 富雄

東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。

目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。

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