クリニックブログ

2020/09/14

眼にも感染力の強い病気があります

こんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです

最近、各テレビ局で音楽番組が放送されていますね。このような厳しい状況の中で多くのアーティストさんが歌で私たちに元気を届けてくださっている姿を見て、私自身も元気をもらいました。そのパワーを糧に仕事に励みたいと思います。

さて、夏の厳しい暑さから秋の涼しさを感じられるようになってきたころですが、まだ少し蒸し暑さが残りますね。少し遅いるかもしれませんが、今日は四季の中でも特に夏に流行しやすい『流行性角結膜炎』についてお話していきたいと思います。

まず、『流行性角結膜炎』のお話をする前に、その原因である『アデノウイルス』というウイルスについて簡単にお話していきたいと思います。『アデノウイルス』とは1950年代に発見されたウイルスで、51もの血清型に分類されます。感染経路としては手指やタオル、プールなどによる接触感染と咳やくしゃみなどによる飛沫感染があります。呼吸器や眼、腸や泌尿器などに感染し、鼻づまりや鼻水、咳、発熱、眼の充血など風邪やアレルギーに似た症状がみられます。自己診断でアレルギーなどと判断し、そのままにしておくと、自分自身だけではなく、家族や友人などにも移してしまうかもしれない大変感染力の強い病気です。対策としてはこまめな手洗い、タオルの使い分け、消毒などがあげられます。少しでも思い当たる症状のある場合はその症状に合った医療機関を受診していただくことをお勧めします。

では、ここからは『流行性角結膜炎』についてお話していきたいと思います。『流行性角結膜炎』は”はやり目”とも言われています。主に8・9・37型によって引き起こされ、1~2週間ほどの潜伏期間を経て発症します。症状としては目の充血や目やに、かゆみ、ゴロゴロとする目の痛み、まぶたの腫れなどがあります。角膜に症状が出た場合は網膜への光の透過性が低下することにより、まぶしさや見えにくさを感じるようになります。結膜に症状が出た場合は痛みや充血のほかにまぶたの裏側が傷つくなど見た目の変化が起こります。治癒した後にも後遺症として角膜に濁りが出ることもあり、丁寧に経過を診ることが大事です。

当クリニックでは流行性角結膜炎に似た症状がみられる方には、受付で申請をしていただくようお願いしていると同時に、検査へのご協力をいただいております。検査方法を簡単に説明しますと、患者様の下まぶたの組織を綿棒で採取させていただき、5分ほどお待ちいただいた後に、陽性か陰性かを診断させていただいております。場合によっては5分待たずに結果が出る場合もございます。陽性・陰性に関わらず、検査の結果をもとに目薬の処方などをさせていただきます。なお、流行性角結膜炎は学校保健安全法により、感染力がなくなったという医師の診断が出るまでは学校や保育園、幼稚園への出席はできないという疾患に指定されています。お子さまだけではなく、大人の方も会社などの外出を控えていただく形になります。人によりますが、2~3週間ほどで治癒します。

そのほかにも当クリニックではお子さまの視力低下の回復、緑内障の早期発見・早期治療にも努めさせていただいておりますので、何か気になることがございましたら、ぜひ当クリニックへご来院ください。お待ちいたしております。

以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした