クリニックブログ

2023/01/30

目と体重は関係あるのか?~太ってしまうとなりやすい病気~改訂版

皆さんこんにちは 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックです

余談

2023年が始まり、1ヶ月も早いものでもう1月が終わりますね。この時期はクリスマスやお正月、節分、バレンタインなど美味しいものを食べるイベントがたくさんありますね。イベントごとになると誰しも気分が上がるのでついいろんなものを食べてしまいますよね。

目と体重は関係あるのか?~太ってしまうとなりやすい病気~

身体に負担がかかってしまい肥満状態になると、糖尿病や高血圧・生活習慣病など数多くの疾患のもととなり、目にも影響が出てきます。重要な目の組織を妨害し、視力低下につながり、失明してしまうこともあります。肥満状態になると、糖尿病性網膜症高血圧眼底や加齢黄斑変性・白内障などが考えられます。

糖尿病性網膜症は高血糖のため血管が詰まりやすく、出血が起こりやすい血管が増える状態になります。

高血圧眼底は高血圧によって血管壁から血液成分が滲み出し、網膜浮腫が起きる状態になります。

加齢黄斑変性は網膜に中心部の黄斑が変性する状態になります。変性すると物がゆがんで見え、視力低下につながります。

白内障は水晶体が濁って視力低下につながる病気です。

まだその他にもありますが、肥満状態になると、このような恐ろしい病気が起こりうる可能性があります。

対策法

では、このような病気にならないためにはどのような対策を心がければよいのでしょうか。肥満の原因は日々の生活習慣の乱れによるもので、食べ過ぎ運動不足の主にこの2つです。

摂取エネルギーが消費エネルギーより多いと、脂肪も体重も増えます。また、年を重ねると若いころと比べて代謝が落ち、体重が増えやすくなります。肥満症の自覚症状は関節痛以外目立った症状がないので、気づかないうちにどんどん進行していきます。

そのため日々体重を管理し、適度な運動1日3食栄養バランスのとれた食事で適切なカロリー摂取を心がけるようにしましょう。

最後に

当院では健康診断や人間ドックで眼科を受診するよう勧められた方の精密眼底検査も行っておりますので、お気軽にご相談ください。また、加齢黄斑変性症については9月20日更新のブログで詳しく話しておりますので、そちらもご一緒にご覧いただければと思います。↓↓↓↓↓URLはこちら↓↓↓↓↓

ぼやけや物の歪みの原因は?~緑内障でも白内障でもなく、加齢黄斑変性かもしれません~

その他にも緑内障の早期発見・早期治療やお子さまの視力低下の回復にも努めておりますので、何か気になることがございましたら、こちらもお気軽にご相談ください。

以上 千種区 本山の眼科 中村眼科クリニックでした

この記事を監修した医師

中村眼科クリニック院長 / 眼科専門医 中村 富雄

東京医科大学卒。名古屋大学環境医学研究所助手、犬山中央病院眼科医長を経て、中村眼科クリニックを開院。

目のことで心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。
ご不安を和らげる笑顔と誠意をもってお応えします。

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